択一式で一番難儀するのが民法の出題です。
ここでは、民法の問題への向き合い方について解説します。
民法で行き詰っている方の購読を強くおすすめします。
択一式での民法問題
【試験概要】でも説明している通り、傾向として全20問中、3問が民法から出題されます。
勉強してみると分かりますが、学習範囲が広いにもかかわらず、出題数が非常に少ないのが特徴です。
また、法学未経験者にはハードルが高く、読み方すらままなりません。
※「物」を「ぶつ」と読むなど・・・動画学習でも眠くなります。
法改正の頻度も高く、改正に合わせて学習する必要もあります。
現役の土地家屋調査士の私も、改正される度に新民法を確認しています。
近年は特に、業務に関係する改正が多いように感じます。
実務では、相続などの知識は当たり前です。戸籍や遺産分割協議書を読み取って、お客様に説明することなどはフツーにあります。
また、隣地の枝の越境問題などはニュースにもなる民法改正の代表例です。実務で民法に影響されることも多く、「知識として有って損はない」ものですが、こと試験対策として考えた場合は、別問題です。無駄に知識を広げることは、得策ではありませんね。
具体的な学び方
理解できなくても1回はテキストを読んでください。民法の全体を掴むことが肝心です。
あとは、基本は変わらず過去問で学習を繰り返します。
過去問の解説で分からなかったら、テキストや六法で確認し、理解度を上げていきます。
それでも分からなかったら、、、諦めましょう。モヤモヤは残りますが、回答の解説のままの理解に留めておきます。
<注意!!>
絶対に深追いは厳禁です。掘り下げるだけ時間の無駄です。今すぐやめてください。
探求することは決して悪いことではありませんが、試験合格が目標です。
受験者は研究者ではありません。
また、本試験では1問ぐらい「傾向と対策」から大きく外れた問題が出題されることがありますが、「分からなくて当たり前」の気持ちで挑みましょう。(正解出来たらラッキー的な)
過去問だけでは不安なので、予備校の答練や模試で新しい問題に触れ、学習することをお勧めします。
民法の場合、たとえ正解が分からない場合でも、「社会通念上、どうだろうか?」と考えたり、「民法や法律って、こういう立て付けじゃないの?」といった憶測でも、何とかなることもあります。ですので、必ず一通りは勉強してください。
諦めも肝心!?
オススメはしませんが、「民法を捨てる」のも一つの選択肢になります。
民法の学習時間を別の学習時間に充てることもアリです。(リスクはありますが・・・)
※17問正解で42.5点、2問間違った場合は15問正解で37.5点、、、不安要素は残りますね。
ただし、記述式(書式)問題で、よっぽどの自信(満点に近い点数)がない限り民法を捨てることはやめましょう。
1問は無理でも、残りの2問は回答したいところです。
私は、この2、3問正解のおかげで合格したといっても過言ではありません。
自信はありませんでしたが、まぐれで当たりましたw
運も実力のうちですよ。
択一では、出来る限り点数を稼ぐのが王道パターンです。(満点を狙うくらいの気持ちで)
民法でも然り、、、但し、民法の1問だけは不正解でも許すことにします。
コメント