筆記試験合格後、通知が届き、いよいよ口述試験になります。
試験への不安をかき消すため、口述試験を考察し、ここに記録します。
受験案内書から読み解く
口述試験の時期
例年、筆記試験の翌年1月下旬に実施される。
(筆記試験の合格発表は、翌年1月初旬なので、約2週間で口述試験に挑むことになる。)
筆記試験合格が予測できて、口述試験に不安のある方は、早めに口述試験対策を行ってください。
口述試験の内容
筆記試験内容の一部が口述試験の範囲となっております。詳しくは以下の通りです。
- 登記の申請手続、審査請求の手続に関する知識
- その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力
筆記試験の勉強で身についている知識です。
自信を持って大丈夫です。
試験場
試験会場は、口述試験受験票に記載された法務局となります。
局内の一室に案内され、待機となります。
指定の日時に、指定の法務局へ出向く必要があります。
車での移動の場合は駐車場の有無を確認、公共の交通機関での移動も考えておきましょう。
携帯品
口述試験受験票と筆記用具(黒インクの万年筆又はボールペン)となっています。
携帯電話(スマホ等)の利用は禁止されています。
待機時間に勉強することはできたはずです。
順番によっては、すごく待たされることもあります。
口述試験の具体的な勉強法
筆記試験合格者であれば、身に着けた知識を口頭で答えるだけです。
ただ、筆記試験から約3が月、、、何もしていないのが現状です。
記憶を呼び起こすためにも、口述試験の対策資料を準備しましょう。
私が受験したころは、まだ各予備校で「口述試験の対策資料」を無料で入手できた時代です。
今は、予備校で対策講座があったり、書籍が販売されています。
今はインターネット上に、かなりの口述試験情報の収集が可能です。過去の「口述試験Q&A」的なものをパラパラと確認しておいてください。不足しているものがあれば、この時に覚えてしまいましょう。
また、書籍で日建学院の「土地家屋調査士 令和5年度本試験問題と解説&口述試験対策集」などが販売されていますので、手っ取り早く対策ができます。
口述試験での心構え
口述試験で、服装の指定はありませんが、小奇麗な恰好(ネクタイ・スーツ・革靴)が望ましいものと考えます。(ほとんどの方がそのような恰好でした。)
試験時間15分程度ですが、運が悪ければ、ひたすら待機です。試験が終わった人から帰れるシステムですので、早い順番になるよう祈るほかありません。
実際の試験内容ですが、試験管からの質問に対して答えるの繰り返しになります。回答に間違っても全否定するようなことはなく、やさしく諭すように返答してくれますので安心してください。
「口述試験で落ちた」という情報は聞いたことがありません。
体調不良などで、欠席にならないようにしてくださいね。
土地家屋調査士法第二条に「調査士は、常に品位を保持し、・・・」の記載の通り、口述試験では、この品位が見定められているのではと考えています。その時の服装や質問へ受け答え、態度など正解率などは二の次で、対人関係(コミュニケーション)に不都合がないことを確認しているように感じます。(一個人の感想です。)
コメント