永遠に質問されるテーマの1つではないでしょうか。
業務の内容や報酬額を交えて解説します。
儲かる? or 儲からない?
結論、やり方次第です。(※当然でしょうw)
「表示に関する登記」別 報酬額&考察
地域別の報酬額(税抜)
地域別単価の中央値(税抜)は以下の通りです。
登記の種類 | 北海道 | 東北 | 関東 | 中部 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 |
土地地目変更登記 | 43,395 | 45,000 | 45,960 | 45,000 | 45,000 | 43,890 | 41,000 | 45,150 |
土地合筆登記 | 45,040 | 48,300 | 50,240 | 50,000 | 48,290 | 46,000 | 45,000 | 50,000 |
土地分筆登記 | 350,000 | 358,347 | 411,000 | 417,440 | 516,750 | 364,000 | 415,400 | 381,100 |
登記の種類 | 北海道 | 東北 | 関東 | 中部 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 |
建物滅失登記 | 40,540 | 48,540 | 48,000 | 48,000 | 45,000 | 45,500 | 45,000 | 48,000 |
建物表題登記 | 80,000 | 79,785 | 84,270 | 82,000 | 90,000 | 79,130 | 80,000 | 82,270 |
※赤が最小値、緑が最大値となっています。
「土地分筆登記」の価格に大きく開きがあるのが気になりますね。
土地の単価が、影響しているものと思われます。
全国平均の報酬額(税込)
分かりやすく、全国平均として見てますと以下の通りです。
登記の種類 | 全国平均額 | 業務詳細 |
土地地目変更登記 | 約50,000円 | 土地の利用状況に合わせて変更する。 |
土地合筆登記 | 約55,000円 | 複数の土地(筆)を1つに合体する。 |
土地分筆登記 | 約465,000円 | 1つの土地(筆)を複数に分割する。※測量含む |
登記の種類 | 全国平均額 | 業務詳細 |
建物滅失登記 | 約52,000円 | 建物の登録を抹消する。 |
建物表題登記 | 約93,000円 | 建物の登録をする。 |
考察
一般的に、「測量を伴う土地の登記業務が月1件あれば、飯は食える」と言われていますので、「土地分筆登記」を基準として、単純に計算すると・・・
約50万円(1件)×12か月=600万円(売上)となります。
そこから経費が半分として、、、年収300万円ですね。うーん、本当にギリギリですかね。
仕事量としては倍(月2件)はイケますので、売上1,000万円越えも見えてきます。
それで計算すると・・・
50万円×2件×12か月=売上1,200万円
1年間の労働日数 ⇒ 調査士1人(240日)+お手伝い1人(30日)
仕事量さえ確保できれば、年収600万円は可能な職業ということになります。
※ここで注意して頂きたいのは、「売上=年商」であり、「年収=儲け(利益)」です。
経費(今回は50%で計算)によって、年収も変わってきます。
実際は、単価もバラバラですし、仕事も重なればお断りせざるを得ないし、、、
年間通してみても、偏りがあるので時間の使い方に工夫が必要になります。
仕事の受注について
受注への近道は、やはり関係性の深い業種への営業活動が必要となります。
代表的な業種いいますと、
- 不動産業者
- 司法書士
- 行政書士
など、不動産(土地、建物)に関係性の強い業種が窓口となることが多くあります。
特に、司法書士の方とは「持ちつ持たれつ」の関係になりますので、早めに関係性を築きましょう。
また、仕事の少ない時期は、
同業者(調査士)への関係性を高めることをオススメします。
先輩調査士の仕事のお手伝いをしながら、お金がもらえるチャンスです。
(仕事も覚えられますし、一石二鳥です。)
私の場合は、開業直後から不動産系の人脈があったので、特に営業活動もなく仕事をしていましたが、「私はこういうことが出来ます。」というアピールは必要です。
※お願いする側も、どの仕事を振って良いのか分かりませんので・・・
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