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土地家屋調査士は、儲かるのか?【年収など】

永遠に質問されるテーマの1つではないでしょうか。
業務の内容や報酬額を交えて解説します。

儲かる? or 儲からない?

結論、やり方次第です。(※当然でしょうw)

お金

「表示に関する登記」別 報酬額&考察

地域別の報酬額(税抜)

地域別単価の中央値(税抜)は以下の通りです。

登記の種類北海道東北関東中部近畿中国四国九州
土地地目変更登記43,39545,00045,96045,00045,00043,89041,00045,150
土地合筆登記45,04048,30050,24050,00048,29046,00045,00050,000
土地分筆登記350,000358,347411,000417,440516,750364,000415,400381,100
令和4年度<土地に関する登記>(税別)
登記の種類北海道東北関東中部近畿中国四国九州
建物滅失登記40,54048,54048,00048,00045,00045,50045,00048,000
建物表題登記80,00079,78584,27082,00090,00079,13080,00082,270
令和4年度<建物に関する登記>(税別)

赤が最小値緑が最大値となっています。

サブロー
サブロー

「土地分筆登記」の価格に大きく開きがあるのが気になりますね。

土地の単価が、影響しているものと思われます。

全国平均の報酬額(税込)

分かりやすく、全国平均として見てますと以下の通りです。

登記の種類全国平均額業務詳細
土地地目変更登記約50,000円土地の利用状況に合わせて変更する。
土地合筆登記約55,000円複数の土地(筆)を1つに合体する。
土地分筆登記約465,000円1つの土地(筆)を複数に分割する。※測量含む
令和4年度<土地に関する登記>(税込)
登記の種類全国平均額業務詳細
建物滅失登記約52,000円建物の登録を抹消する。
建物表題登記約93,000円建物の登録をする。
令和4年度<建物に関する登記>(税込)

考察

一般的に、「測量を伴う土地の登記業務が月1件あれば、飯は食える」と言われていますので、「土地分筆登記」を基準として、単純に計算すると・・・

約50万円(1件)×12か月=600万円(売上)となります。
そこから経費が半分として、、、年収300万円ですね。うーん、本当にギリギリですかね。

仕事量としては倍(月2件)はイケますので、売上1,000万円越えも見えてきます。

それで計算すると・・・

50万円×2件×12か月=売上1,200万円
1年間の労働日数 ⇒ 調査士1人(240日)+お手伝い1人(30日)

仕事量さえ確保できれば、年収600万円は可能な職業ということになります。

※ここで注意して頂きたいのは、「売上=年商」であり、「年収=儲け(利益)」です。
経費(今回は50%で計算)によって、年収も変わってきます。

サブロー
サブロー

実際は、単価もバラバラですし、仕事も重なればお断りせざるを得ないし、、、
年間通してみても、偏りがあるので時間の使い方に工夫が必要になります。

仕事の受注について

受注への近道は、やはり関係性の深い業種への営業活動が必要となります。
代表的な業種いいますと、

  • 不動産業者
  • 司法書士
  • 行政書士

など、不動産(土地、建物)に関係性の強い業種が窓口となることが多くあります。
特に、司法書士の方とは「持ちつ持たれつ」の関係になりますので、早めに関係性を築きましょう。

また、仕事の少ない時期は、
同業者(調査士)への関係性を高めることをオススメします。

先輩調査士の仕事のお手伝いをしながら、お金がもらえるチャンスです。
(仕事も覚えられますし、一石二鳥です。)

サブロー
サブロー

私の場合は、開業直後から不動産系の人脈があったので、特に営業活動もなく仕事をしていましたが、「私はこういうことが出来ます。」というアピールは必要です。

※お願いする側も、どの仕事を振って良いのか分かりませんので・・・

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