土地家屋調査士試験は、一言でいうと時間との闘いです。
ペース配分が肝となることは明らかですので、そこんトコをくわしく解説します。
勉強中でも、時間は気に掛けること
学習初期~中期の段階では必要ありませんが、後期段階では時間の経過を意識してください。
※このころには、1日に20問以上解くことが習慣化していると思われます。記述式の勉強に充てることも考慮して勉強しましょう。
特に、答練は模擬試験の意味合いがありますので、ここで時間の間隔を養いましょう。
(初見の問題で、「いかに早く解くのか」が重要なります。慣れも必要ですが、読解スピードが試されます。)
20問で60分を要する場合は、ペースアップを意識しましょう。
※過去問であれば、目標は30~40分で20問解答です。(答練では40~50分)
択一の過去問学習は、マンネリ化しやすい学習法です。飽きないような工夫が必要となります。
私の場合、適度に土地の作図をして脳みその別な部分を使うようにしていましたね。
<択一式勉強法のおすすめ記事>
本試験での時間配分について
すべては、本試験のための努力です。
択一式、記述式どちらから解いてもいいのですが、できれば択一式から解くことをオススメします。
理由は、単純でペース配分がしやすいことが理由です。
択一式は、開始40分で解くことを意識する。
30分で解ければ超優秀、60分では記述式に負担が掛かります。
択一式を40~50分で解くことで、記述式は100~110分の時間が与えられます。
(土地に55分、建物に45分などのペース配分が可能となります。)
択一式問題 | 記述式(土地) | 記述式(建物) |
30分 | 65分 | 55分 |
40分 | 60分 | 50分 |
50分 | 55分 | 45分 |
60分 | 50分 | 40分 |
例え、択一式で60分掛かっても、記述式で自分の得意な分野に当たることもあります。残りの90分でも十分解答可能です。諦めたら負けです、「はい、終了です」と言われるまで、足掻いてください。
土地(記述式)の問題が、一番時間が掛かる傾向にあります。
先に、建物(記述式)を解いて、残り時間をすべて土地(記述式)に割り当てるのが鉄板ですね。
※【択一】⇒【建物(記述式)】⇒【土地(記述式)】の順に解いていく。
まとめ
受験者の上位陣の学力は、既に合格レベルに達している方が多く、合格の順番待ちをしている状態です。ここで勝ち抜くためには、時間のペース配分も考慮して挑む必要があります。
※必要に時間が掛かってる場合は、後回しにするなどの作戦も一つの方法です。
自分に合ったペース配分を身につけましょう。
本試験の択一式で、1時間も掛かってしまい、焦った記憶が蘇ります。
作図の下書きを消す時間もありませんでしたが無事、合格となったのはいい思い出です。
<補足>
実は時間以外にも、影響を及ぼすものがあります。それは人的プレッシャーです。
実際の試験会場や模擬試験などでのみ体感ができますが、会場での音や動作(気配)が、余計な憶測の元(自分以外は、すごく出来る人に見える)となり、プレッシャーに押し潰されてしまします。平常心を保つことは無理だと諦め、適度な緊張(プレッシャー)感で挑み、「いくら出来るような人たちでも、この会場の約9割は不合格者」になると思うと多少は気が楽になると思います。
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